あれはまだヤサグレまくっていた頃。
夏休みシーズンで行楽地や高速道路は半端なく混雑の極み。仕事に追われていたこともあり、荒っぽい運転で威嚇。バカだねー。
そんな輩に、天誅が訪れます。お盆シーズンだったから、涅槃に居る婆さんが見てたのでしょう。神通力、恐ろしや。
渋滞を避けて獣道のような抜け道をギャンギャン走っていたら、突然前の車から何か降って来たよ。で、そのままボンネットとフロントガラスにクリティカル。やりやがったな。
更に車の調子が悪かったのか、あろうことかエンジントラブルも追加。一日一悪の日々を送っていた大バカ者に、婆さんの大天誅炸裂。
因果応報というスーパースキル発動で、その日から悟りを開くことになりました。
さてこの後、車の修理をしたのですが、やはり高額な修理金額だったので保険を使うつもりでした。車両保険に入ってて、良かったー。
そこで、「落下物」「飛来物」によって、少し処理が違うので、ご注意いただきたい。
落下物も飛来物も、同じと言えば同じだが、大きな違いがあります。
落下物・・・前の車などの荷台から落ちてきたもの、運転席や助手席から捨てたゴミなどが自分の車に当たった場合
飛来物・・・落ちていたものを前の車が踏むなどして、自分の車に当たった場合。風などで何処からか飛んできた物に当たった場合
落とし主が明確な場合は、落とし主に責任があります。なので「落下物」の場合は、相手に賠償責任が発生する可能性が高くなります。
ただし、わざと当ててきた以外は100%相手の過失は求められません。自分も多少、過失があるということになります。なので過失割合分は保険で賄うか、実費にするか決めましょう。当然、車両保険にご加入していなければ、過失分は実費です。
一方、飛来物になると、相手は居ないものとなってしまい、100%自分の過失となってしまいます。上記のように、前の車が踏んだものが当たったとしても、前の車は責任がありません。もし車両保険にご加入してない場合は、残念ながら全額実費。怒りはクライマックスかもしれませんが、車両保険のご加入をしないを選んだのは自分自身でございます。
基本的にはエコノミーや限定補償などでも、落下物や飛来物は車両保険を使えますが、各損保会社によって条件が違うので、確認しておきましょう。
そして、保険を使うとなると等級が下がってしまいます。落下物、飛来物の場合は、1等級ダウンで事故有係数1となってしまい、翌年の保険料が上がってしまいます。
なので保険を使う際は、金額によっては実費で修理の方がマシになる可能性もありますので、損保会社にシュミレーションしてもらいましょう。
ちなみに、落ちている物に当たった場合は、「自損事故」となってしまいますので要注意でございます!この場合は、ご加入内容によっては保険を使えません。エコノミーや限定補償などの車両保険は、100%使えない案件です。
皆様も夏休み、楽しくお過ごしいただくために、安全運転を心がけていきましょう!そして、お墓参りは行きましょうね。